介護送迎ドライバーの仕事を探す場合、ドライバーの他に付き添いの介護職員などが同乗するのか、そして利用者が何人乗るのかなどをきちんと把握することが大切です。
それにより、自身が担当する仕事内容は大きく変わってきます。

介護送迎ドライバーに一番求められるのが、利用者の気持ちを想像できる思いやりです。
利用者の中には、歩行が困難な人もいれば、体調が優れない人もいます。
その都度、必要な介助が変わるため、相手へのサポートを柔軟に考えなければなりません。

また、日々同じように繰り返される送迎の車内は、利用者の異変を察知できる場でもあります。
乗客を安全に運ぶという点では、一般的な送迎と変わりありませんが、介護の送迎は特に周囲への配慮が必要になってくるため、黙々と働きたいという人には向いていません。

送迎をする際、乗車や降車時のサポートからシートベルト装着の確認、忘れ物のチェックまで、気にかけなくてはいけない点が多くあります。
その他、利用者を家に送り届けた後、家族が迎えに出てこないような場合には、利用者が家の中に入るまで見守ることが大切です。
もし、家に入るまでに段差がある場合や、歩行が難しい場合には付き添いましょう。
具合が悪い利用者がいる場合には、送迎のルートを変えることも必要になるだろうし、車椅子を利用している利用者がいるなら、一層手厚いサポートを心がけなければなりません。

このように介護の送迎は、なかなか気を遣う大変な業務です。
実際にどこまでのサポートを行うかは、運営元によって異なるため、求職者は求人をしっかり一読し、場合によっては面接などで質問をしてみるといいでしょう。